脳神経外科・脳血管内治療科
科の特色
脳腫瘍や脳動脈瘤の治療を中心に治療を行っています。脳腫瘍は年間100例以上,脳血管障害は年間180例以上の手術を行っています。脳腫瘍のうち下垂体腫瘍は年間50例以上,脳血管障害のうち脳動脈瘤は年間60例以上です。治療に際しては安全で確実な治療を目指しています。最新の手術機器を備えており難治例にも,術前の立体的画像把握,術中ナビゲーションシステム,頭蓋底外科の手術手技,神経内視鏡,術中モニタリング,術中蛍光画像マッピング(ICG,5-ALA)などを組み合わせながら,手術の精度と安全性を高めています。
下垂体腫瘍は,国内屈指の治療経験を有する医師が,神経内視鏡手術による最先端治療を行っています。
当院は日本脳卒中学会の「一次脳卒中センタ-(PSC)」および「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」に認定されています。急性期脳梗塞に対するtPA治療,血管内治療による血栓回収を積極的に行っています。脳出血,クモ膜下出血に対して開頭手術,神経内視鏡手術,脳血管内治療を組み合わせた治療を行っています。
脳血管内治療の指導医,専門医もいて,脳動脈瘤や頸動脈狭窄に対する治療は,外科的治療もカテーテルによる血管内治療も行っており,それぞれの患者さんに最適な治療を行っています。
片側顔面痙攣,三叉神経痛に対する手術も行っており,治療成績は安定しています。
そのほか,成育医療センターにて二分脊椎や水頭症などの治療,救命救急センターでは,昼夜を問わず脳卒中や頭部外傷などの高度救急治療を行っています。
脳心臓血管センターでは脳神経内科,循環器内科,心臓血管外科と協力し,脳血管・心臓・末梢血管の総合的治療を行っています。脳卒中後遺症の支援として「脳卒中広島友の会(ぴあチアーズ)」を開いていますのでご利用ください。また「脳卒中の道しるべ」「脳卒中広島友の会会報誌」もご覧いただけます。
診療内容
外来診療
月曜日から金曜日までの午前中に外来診療をしています。特殊外来は午後からで,セカンドオピニオン外来(木曜日・担当富永),下垂体・脳腫瘍外来(火曜日・担当富永),血管内治療外来(火曜日・担当岐浦)をご利用ください。専門医からの意見を聞いて参考にされたい場合はセカンドオピニオンが適しています。
入院診療
常時,入院診療の受入を行っています。緊急で入院が必要なときは,時間を問わず入院が可能な体制をとっています。予定治療入院の場合,下垂体腫瘍の内視鏡手術,顔面痙攣や三叉神経痛の開頭手術は10日間の入院,未破裂脳動脈瘤,症状の比較的乏しい良性腫瘍の開頭手術は2週間の入院,頚部内頚動脈狭窄や未破裂脳動脈瘤の血管内治療は1週間弱としています。手術に際しては頭髪は部分剃毛を行い,社会復帰が早まるように努めています。入院される方も高齢化が進んできましたので,入院早期からの土・日曜を含むリハビリテーション,口腔ケア,地域連携科介入による医療相談を行っています。手術前には歯の手入れも実施しています。
脳疾患に対して顕微鏡を用いた手術風景
脳血管内治療中の写真
診療科・部門のご紹介
診療科
- 内科系
- 外科系
- 小児・産婦系
診療センター
中央部門
チーム医療
- 外来診療時間
-
午前8時30分~午後5時15分
※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
なります)
※診療科によっては受診できない
場合があります。
≫≫手術日の注意[PDF]
≫≫外来診療担当医表 - 休診日
- 土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日) - 面会時間
- 11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)