総合診療科・感染症科

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教育

当院は,厚生労働省,日本内科学会の臨床研修指定病院です。平成28(2016)年度から初期研修医は,当科での研修が必修化され,令和3(2021)年度から,1年次研修医は4週間,2年次研修医は外来研修を含めて5週間の研修を受けており,内科領域における病歴聴取(Subjective),基本的な全身の診察(Objective),鑑別診断(Assessment),方針決定(Plan)を内科外来,救急外来,病棟にて毎日指導しています。

令和3(2021)年には,初期研修医が当科で経験した症例を,当科指導医の指導の下,英文誌に投稿し,受理されました(Hatsushika Y, Nii I, Taniguchi T. Varicella caused by airborne transmission of a localised herpes zoster infection in a family. BMJ case reports. 2021;14(9):e243217)。

令和4(2022)年度から,米国内科学会が発行する内科問題集MKSAP(Medical Knowledge Self-Assessment Program)を,研修医教育のための勉強に取り入れています。

研修活動

当科では,感染症や総合内科を学びたい若手医師(卒後3~6年目)を対象とした短期研修(1~6ヶ月間)も受け入れています。この5年間で,県内からは広島市民病院,広島西医療センター,三次中央病院,みつぎ総合病院,県外からも河北総合病院外科から若手医師の研修を受け入れました。

≫≫短期研修医募集要項

お問い合わせは,総合診療科部長 谷口智宏(E-mail:taniyan260566アットマークgoogle.com)にご連絡ください。

後期研修医(専攻医)も募集しています。病院見学も随時受付けています。

≫≫後期臨床研修の病院見学

当科の診療風景

当科では指導医と研修医が毎朝入院患者さんをレビューし,一緒に回診するチーム医療を実践しています。 多数のプロブレムを抱えるそれぞれの患者さんに対して,個々に最適なマネジメントを行うよう心がけています。平成29(2017)年度からは,院外の若手医師を対象とした短期研修の受け入れも開始しました。

発熱した患者さんの培養検体を細菌検査室へ持っていき,初期研修医がグラム染色を行いながら学生さんに教えている。それを後期研修医が確認している。

当院の救急外来には2014年度からグラム染色を行えるスペースを設けており,24時間グラム染色が行えます。発熱で救急外来に来院された患者さんの検体は初期研修医がグラム染色を行います。

グラム染色の結果をモニターでも確認しながら,原因となる微生物を推定し,その患者さんに最適な抗菌薬を救急外来の時点で開始しています。

例えば喀痰にピンク色の丸い細菌が白血球に貪食されていた場合,モラキセラ・カタラーリスと推定できます。その丸さがかわいいと女性医師に評判の菌です。

2016年2月には地域の開業医の先生方もお招きしてオープンカンファレンスを年に2回定期的に開催しており,地域の医師との連携を強化しています。

2016年度から, 本邦における臨床感染症第一人者である青木眞先生に来院していただき, 3年連続ご講演いただいています。2018年度には当院研修医プレゼンによる症例検討会を行いました。青木先生のブログにも当院のことを取り上げていただきました。(≫≫青木先生のブログ

外来診療時間

午前8時30分~午後5時15分

※初診の方はかかりつけ医の
 紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
 午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
 なります)
※診療科によっては受診できない
 場合があります。
 ≫≫手術日の注意[PDF]
 ≫≫外来診療担当医表
休診日
土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日)
面会時間
11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)

〒734-8530
広島市南区宇品神田一丁目5番54号
TEL(082)254ー1818(代表)

①⑦⑤番

「県病院前」下車徒歩3分

広電バス 12号

「県病院前」下車徒歩1分

まちのわループ 301,302

「県病院前」下車徒歩1分