乳がん
- 乳がんとは
- 診療体制・当院の特徴
- 外科療法・内分泌療法
- 化学療法
乳がんとは
乳がんは,女性の“がん”の中で,欧米諸国と同様,日本でも増加しており最もかかりやすい“がん”です。広島県内でも年間1800人(2012年)の方が罹患されています。乳がんの治療は,手術やホルモン療法,抗がん剤治療,放射線治療などを組み合わせておこなうため,その専門性が要求される病気です。しかし,他の“がん”と異なり治療効果が高く,早期に見つかれば多くの患者さんの生存がのぞめます。また,新しい治療薬の開発により転移・再発された患者さんにも多くの治療の選択肢があります。
乳がんの症状
図1 乳がんの症状
乳がんの初期症状のほとんどは乳房のしこりですが,大きさが1センチを超えて初めて触れることが多いです。しこりがそれよりも小さい場合は,マンモグラフィー,超音波検査を行わなければわかりません。乳がんを早期に見つけるためには,マンモグラフィー,超音波検査による乳がん検診を行うことが大切です。その他の症状としては,乳首から血性の分泌物,乳房の皮膚のへこみ,左右の乳頭位置の偏り(かたより),などがあります。これらの症状を見つけたら,乳腺外来を受診して下さい。
乳がんの診断・検査
当院の乳腺外来は,乳がん学会乳腺専門医,日本がん治療認定医機構がん治療認定医,マンモグラフィー・超音波読影認定医の全ての資格をもつ医師が担当しています。初めて来られた患者さんには待ち時間に,検査内容のパンフレットをお渡しています。検査結果は患者さんと一緒に確認しその場で説明します。
マンモグラフィーは乳房のレントゲン写真ですが,乳房を機械にはさんで撮影するため,圧迫が必要です。検査に強い不安がある方,痛みに弱い方は検査の担当者に,あらかじめお申し付けください。
超音波検査は高濃度乳房の検査やマンモグラフィーができないときにも威力を発揮する検査で,検査の時の病変の場所の確認にも用います。
マンモグラフィー,超音波検査とも女性の技師が担当しています。
図2 マンモグラフィーでのみ分かる病変(小さな石灰化 白い点)
図3 超音波検査
図4 MRI画像
マンモグラフィーや超音波検査で悪性が疑われる場合や,乳癌の拡がりを判断する必要がある時には,精密検査としてMRI検査(要予約)を行います。
触診や超音波検査(エコー検査)ではわからず,マンモグラフィーだけでわかる石灰化を含む精査が必要な病変については,ステレオガイド下マンモトーム生検(要予約 日程は診察時に調整)をおこなっています。
- 外来診療時間
-
午前8時30分~午後5時15分
※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
なります)
※診療科によっては受診できない
場合があります。
≫≫手術日の注意[PDF]
≫≫外来診療担当医表 - 休診日
- 土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日) - 面会時間
- 11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)