乳がん
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- 化学療法
乳がんとは
乳がんは、女性の“がん”の中で、欧米諸国と同様、日本でも増加しており最もかかりやすい“がん”です。日本では毎年9万人以上の女性が発症しています。乳がんの治療は、手術やホルモン療法、抗がん剤治療、放射線治療などを組み合わせておこなうため、その専門性が要求される病気です。乳がんは、あらゆる“がん”の中でも早期発見されやすく、かつ治療効果が高いため適切な治療を行えば根治が可能です。また、新しい治療薬の開発により転移・再発された患者さんにも多くの治療の選択肢があります。
乳がんの症状
図1 乳がんの症状
乳がんの初期症状のほとんどは乳房のしこりですが、大きさが1センチを超えて初めて触れることが多いです。しこりがそれよりも小さい場合は、マンモグラフィー、超音波検査を行わなければわかりません。乳がんを早期に見つけるためには、マンモグラフィー、超音波検査による乳がん検診を行うことが大切です。その他の症状としては、乳首から血性の分泌物、乳房の皮膚のへこみ、左右の乳頭位置の偏り(かたより)、などがあります。これらの症状を見つけたら、乳腺外来を受診してください。
乳がんの診断・検査
当院の乳腺外来は、乳がん学会乳腺専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィー・超音波読影認定医の全ての資格をもつ医師が担当しています。検査結果は患者さんと一緒に確認し、その場で説明します。
マンモグラフィーは乳房のレントゲン写真ですが、乳房を機械にはさんで撮影するため、圧迫が必要です。検査に強い不安がある方、痛みに弱い方は検査の担当者に、あらかじめお申し付けください。
超音波検査は高濃度乳房の検査やマンモグラフィーができないときにも威力を発揮する検査で、検査の時の病変の場所の確認にも用います。
マンモグラフィー、超音波検査とも女性の技師が担当しています。
図2 マンモグラフィーでのみ分かる病変(小さな石灰化 白い点)
図3 超音波検査
図4 MRI画像
マンモグラフィーや超音波検査で悪性が疑われる場合や、乳がんの拡がりを判断する必要がある時には、精密検査としてMRI検査(要予約)を行います。
触診や超音波検査(エコー検査)ではわからず、マンモグラフィーだけでわかる石灰化を含む精査が必要な病変については、ステレオガイド下マンモトーム生検(要予約 日程は診察時に調整)を行っています。
- 外来診療時間
-
午前8時30分~午後5時15分
※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
なります)
※診療科によっては受診できない
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