胃がん
内視鏡診断
通常の白色光観察に加えて,色素内視鏡,画像強調観察/拡大内視鏡,超音波内視鏡などを使用し,胃癌の存在診断,質的診断(生検による組織診断),範囲診断,深達度診断などを行うことで,最適な治療方針を決定します。
内視鏡治療
早期胃癌に対する内視鏡治療は局所的な治療であり,リンパ節転移の可能性が極めて低く,腫瘍が一括切除できる大きさと部位にある病変が対象となります。具体的には「2cm以下の粘膜内癌(cT1a),分化型癌,潰瘍なし」,「2cmを超える粘膜内癌(cT1a),分化型癌,潰瘍なし」,「3cm以下の粘膜内癌(cT1a),分化型癌,潰瘍あり」が絶対適応病変で,「2cm以下の粘膜内癌(cT1a),未分化型癌,潰瘍なし」が適応拡大病変となっています。(胃癌診療ガイドライン2018年第5版)
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD;endoscopic submucosal dissection)を行うことで,従来の治療法(内視鏡的粘膜切除術 EMR;endoscopic mucosal resection)では切除困難であったサイズの大きい腫瘍や,潰瘍瘢痕を伴う例などでも一括切除可能になりました。
胃ESD治療成績(2015年以降)
一括切除率(病変が一括で切除された症例):99.6%
完全一括摘除率(病変が一括切除され,かつ切除断端が陰性の症例):99.0%
偶発症(2015年以降)
後出血率:3.9%
穿孔率:1.4%
当院胃ESD件数
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※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
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午前8時30分~午前11時
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