がんゲノム医療

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がんゲノム医療とは

がんは,正常な細胞の遺伝子が変異し,その変異した遺伝子が増殖して発症します。遺伝子の変異は,先祖から受け継ぐ遺伝が原因となる先天的な要因や,生活習慣,喫煙等が原因となる後天的な要因により,発生します。

現在では,患者さんの体からがん組織を採取し,その遺伝子を調べることによって,そのがんの特徴を知ることができるようになりました。そして,同じがんの種類であっても,患者さんごとに発生する遺伝子の変異は異なることが分かっています。

患者さんごとに異なる遺伝子の変異を調べて,それぞれの患者さんに適した医療を提供するというのが,がんゲノム医療です。

遺伝子パネル検査について

患者さんごとに異なるがん遺伝子の変異を明らかにするために,複数の遺伝子変異が同時に検出可能な次世代シークエンサーという機器を用いて遺伝子の解析を行います。この遺伝子パネル検査の結果を用いて特有の遺伝子の変化が見つかった場合,その変化に対応して,より効果的な治療が行える可能性があります。

検査の流れ

1.受診・検査説明

検査の有無に関わらず,事前説明費用がかかります。(1時間まで/10,800円,延長の場合30分毎に/5,400円)

担当医師と看護師が検査の説明を行います。

2.同意

検査を希望するかどうかを確認させていただきます。

3.検査費用の支払い(「よくある質問」のQ3参照)

「検査の費用」の項目をご確認ください。

4.検査機関による検査の実施(「よくある質問」のQ4参照)

検体の遺伝子解析を行います。

5.検査結果を説明(「よくある質問」のQ5,Q6参照)

担当医師が検査結果の説明を行います。

受診方法

  • 当院でがん診療を受けている患者さん
    直接当院の主治医にご相談ください。
  • 当院でがん診療を受けていない患者さん
    現在治療中の医療機関から当院の地域連携室へ「患者紹介状」のFAXをお願い致します。(患者さんからの直接予約は受け付けておりません。)

◎患者紹介状(診療情報提供書)【がんゲノム医療用】[PDF:201KB][Word:36KB]

検査の費用

現在,当院で実施できる遺伝子パネル検査は,次の2種類となります。

P5がんゲノムレポート 約54万円 【対象遺伝子数 52遺伝子】

OncoPrime 約94万円 【対象遺伝子数 223遺伝子】

注意点

  • 当検査は,保険外診療での検査となるため,検査の費用は全額自己負担となります。また,検査の費用には,検査後の治療費は含まれません。
  • 解析に用いた検体の品質によっては,検査結果が得られない場合があります。その場合でも,その時点までの検査に要した費用を負担していただく必要があります。
  • 当検査を実施しても,治療において有用な情報が何も得られない可能性もあります。
  • 検査結果の返却までに1~2か月を要します。

よくあるご質問

Q1.遺伝子パネル検査をすると,治療にどう役立つでしょうか?
A.遺伝子の変異が発見された場合は,その遺伝子の変異に対応した抗がん薬での治療が検討できます。しかし,検査の結果,遺伝子の変異が発見できなかった場合や,遺伝子の変異があってもそれに特化した抗がん薬がない場合も考えられます。また,当検査で見つかる薬剤の中には,国内では未承認で臨床研究中の薬剤や保険適応外の薬剤が含まれます。
Q2.保険診療で承認された遺伝子パネル検査はありますか?
A.2018年10月1日現在,保険診療で承認された遺伝子パネル検査はありません。
Q3.検査の費用はどのくらいかかりますか?
A.当院で行うことができる遺伝子パネル検査は,保険外診療での検査となり,P5がんゲノムレポートが約54万円,OncoPrimeが約94万円です。
なお,解析に用いた検体の品質によっては,検査結果が得られない場合があります。その場合でも,その時点までの検査に要した費用を負担していただく必要があります。
Q4.何を使って検査するのですか?
A.使用する検体は,通常行われているがん検査や手術のサンプルの残りを利用します。
そのため,検査については,別途検体を採取する必要がないため,患者への副作用等のリスクはありません。
Q5.遺伝子パネル検査の結果は,どのくらいの期間でわかるのでしょうか?
A.通常,検査結果は,1~2か月後にお伝えできます。
Q6.遺伝子パネル検査を行うと,家族性腫瘍の可能性がわかるのでしょうか?
A.この検査はがんの組織で起こった遺伝子の変異を調べる検査ですが,検査の性質上,生まれつきがんになり易い体質であることが分かる場合があります。このような体質は遺伝するので,遺伝性腫瘍症候群と呼ばれています。あなたがこのような体質であることが分かった場合は,ご両親やお子さんを含む血縁者も同じ体質を受け継いでいる可能性があります。そのため,遺伝性腫瘍症候群かどうかの結果の告知を受けるかどうかについては,ご家族と相談のうえ決めてください。
不安に思われる場合は,専門医等適切な者からの遺伝カウンセリングを利用することができますので,担当医師にご相談ください。

お問い合わせ先

がん相談支援センター

TEL(082)256-3561

外来診療時間

午前8時30分~午後5時15分

※初診の方はかかりつけ医の
 紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
 午前8時30分~午前11時
休診日
土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日)
面会時間
11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)

〒734-8530
広島市南区宇品神田一丁目5番54号
TEL(082)254ー1818(代表)

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