指導医からのメッセージ
臨床研修支援室(総合診療科 部長)宮本 真樹
当院では,2年間の初期臨床研修後にどのような道に進むにしても,その根幹となるプライマリ・ケアがしっかりと実践できる医師となれるように,プログラムを組んでおります。また救急にも適切に対応できるように麻酔科,救命救急センターなどの研修にも力を入れています。
1年次は内科系を合計6か月,選択必修を3か月,麻酔科と救命救急科を3か月としています。平成28年度から,6か月ある内科研修の中で,プライマリ・ケアを行う1か月半の総合診療科の研修を必須としました。
2年次は,自由選択枠が11か月,地域研修1か月となっており,厚生労働省が定めた初期臨床研修の中で,最も自由選択枠の期間が長い自由度の高いプログラムとしています。学生時代から将来の進路を決めている人にも,研修の中で将来の選択科を決める人にも,フレキシブルに対応しやすいと好評です。
もしも研修の中で悩みなどが生じた場合には,当センターのスタッフを中心に親身に対応させていただきます。各科には,臨床指導に熱心な指導医の先生がそろっています。当直などにおいて,2年次の研修医が,1年次の研修医を指導する屋根瓦方式の指導体制が定着しています。
縁あって当院で初期臨床研修を行い,大きく成長してくれる姿を毎年,目の当たりにし,研修支援センターの一人として大変うれしく思っております。
「県民に愛され,信頼される病院」をモットーにしている県立広島病院は,あなたの応募をお待ちしています。
臨床研修支援室(産婦人科 部長)中島 祐美子
初期研修の2年間は,社会人としての自分の基盤を作る,人生で1度しかないとても大切な時期です。臨床研修の目標は「適切な指導体制のもとで,医師としての人格を涵養し,プライマリ・ケアを中心に幅広く医師として必要な診療能力を効果的に身につける」こととされています。当院では各診療科の専門性の高い医師が,学生時代に身につけた皆さんの医療知識をさらに深め,技術を基礎から習得できるよう,熱心に時には厳しく指導します。
そして医療というのは知識や技術だけでは成り立たず,患者さんとの信頼関係を築けるコミュニケーション能力を養うことも非常に重要です。皆さんの医師としての人格,倫理観,使命感,人間関係構築能力を向上させるにあたり,「県民の皆様に愛され信頼される病院をめざす」という理念のもと,日々患者さんと接する多くの先輩医師と出会い,関わって仕事をすることは,今後の大きな財産となります。当院にはチームとして一緒に勤務するコメディカルスタッフの職種・人数も多く,彼らから学ぶことも医師としての人生において豊かな糧となることでしょう。そして水がしみ込むように少しずつ医師としての根っこの部分が養われ,2年後には見違えるように頼もしくなった姿を毎年目にします。
当院では臨床研修支援室や臨床研修指導医ワーキンググループが,皆さんが有意義な2年間の初期研修生活を送れるよう,日々研修内容を検討・検証し,改善に努めています。時には思うように上手くいかず,身体や気持ちがしんどいなと思うこともあるかもしれません。そんな時も我々が皆さんをバックアップしてサポートします。
豊富な症例,多くの指導医,同僚,後輩に囲まれて成長できる当院の環境で,初期研修を受けてみませんか。ぜひ一緒に働きましょう。
- 外来診療時間
-
午前8時30分~午後5時15分
※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
なります)
※診療科によっては受診できない
場合があります。
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