入院診療費の計算方法
当院は原則としてPPC(診断群分類)方式で計算します
DPC(診断群分類)方式による包括評価制度
県立広島病院は,平成18年4月1日より,入院診療費の計算方法が各大学病院などと同様に,病気の種類と診療内容によって分類された『DPC(診断群分類)』と呼ばれる区分に基づいて,あらかじめ国の定めた1日あたりの定額部分と出来高による部分を組み合わせて計算する方式になりました。
- ※患者さんの保険医療に係る一部負担金の支払方法は変わりません。
- ※退院日の決定は,医師が3日前までに行うこととなっておりますので,遵守いただくようお願いします。
包括評価制度における診療費の内訳
患者さんへのご請求は,(1)包括部分 +(2)出来高部分となります。
なお,この他に食事療養に係る自己負担や室料差額などがある場合は,別途ご請求となります。
(1)包括部分
- ●『DPC(診断群分類)』に基づいて決められる「1日あたりの定額」×「入院日数」となります。
これらの費用は,実施の有無・回数に関わらず包括部分に含まれます。
(※1000点以上の処置,退院時にお渡しする薬を除く。) - ●定額の決められている『DPC(診断群分類)』は約4,000種類あり,その定額は入院期間(初期/中期/後期)によって3段階に分かれています。
- ●定額の内訳は,厚生労働省が定める「1日当たりの入院点数」×「医療機関別の係数」ですので,診療報酬改定などで変動することがあります。
(2)出来高部分
- ●実際に行った診療行為に基づいて計算します。
- 1)…乳幼児加算,幼児加算,特定集中治療室管理料など
- 2)…服薬指導,栄養指導など
- 3)…内視鏡検査,診断穿刺・検体採取など
- 5)…手術,麻酔,放射線療法,1000点以上の処置など
(3)包括評価制度の対象にならない患者さん
- ●次の患者さんは包括評価ではなく,すべて出来高で診療費を計算いたします。
- ・DPCの対象外(治験,高度先進医療等)と定められた疾患,症状,状態の患者さん
- ・保険適用外の医療を受けられる患者さん(自費診療,自賠責,労災,公災など)
- ・DPCの対象外の病棟に入院される患者さん(当院の場合は,緩和ケア,南7病棟)
包括評価制度のQ&A
質問をクリックすると回答が表示されます。
- Q.DPCになると,診療費は高くなりますか,安くなりますか?
- A.※患者さんのご病気の種類(病名)と診療内容によって1日あたりの医療費が決まるため,従来方式と比べて高くなることもあれば安くなることもあります。また,病院ごとに厚生労働省の定めた係数があるため,同一の診断名や治療でも,病院によって医療費が若干異なる仕組みになっています。
- Q.DPCの対象になる病気でも,出来高で算定してもらえますか?
- A.※厚生労働省の定めにより,DPCの対象となる病気は出来高での算定ができません。あらかじめご了承ください。
- Q.医療費の支払方法はどう変わりますか?
- A.※基本的に,月ごとの支払(退院のときは,退院日)であることに変わりありません。
- Q.病名が途中で変わった時はどうなりますか?
- A.※入院時から診療が進むにつれ,途中で病名が変わった(検査の結果確定した)場合は,入院初日に遡り,確定した病名で医療費の計算をやり直します。※この場合,月をまたがっていた時は,既にお支払いただいた前月までの医療費について,退院月で過不足を調整いたしますので,あらかじめご了承ください。
- Q.複数の病気を治療したり,転科したりした時はどうなりますか?
- A.※DPCでは,患者さんの入院期間を通して「最も医療資源を投入した病名」が1日あたりの医療費を決定します。よって,複数の病気を治療したり,転科したりした場合でも,その中から主治医が病名を1つ選んで決定することとなります。
※その他,ご不明な点がありましたら,各外来・病棟受付または医事課(電話082-254-1818)にお問い合わせください。
入院・面会のご案内
入院される方
面会される方
- 外来診療時間
-
午前8時30分~午後5時15分
※初診の方はかかりつけ医の
紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
午前8時30分~午前11時
(予約のある方の後での診療に
なります)
※診療科によっては受診できない
場合があります。
≫≫手術日の注意[PDF]
≫≫外来診療担当医表 - 休診日
- 土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日) - 面会時間
- 11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)