内視鏡治療
近年のがん検診の普及や内視鏡機器の進歩などにより,食道がん,胃がん,十二指腸がん,大腸がんなどの消化管腫瘍が早期発見されることが多くなり,内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術:EMR,内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD)で根治が得られる患者さんも増えてきています。ESDは大きな腫瘍であっても内視鏡切除が可能な手技であり,入院期間は1週間前後で,ほとんどの場合,入院前と同様の生活を送ることが可能です。大腸腫瘍では多くの症例で日帰りの内視鏡治療(polypectomyやEMR)も可能です。
私は消化器内科,特に消化管疾患に対する内視鏡診断・治療を専門としており,術前精査を慎重に行い,最善の治療を提供できるよう,各科と連携をとって治療方針を決定しております。