わたしは，上部消化管領域（食道・胃・十二指腸）の外科手術，特に鏡視下手術を得意としています。食道がん・胃がんでは，ほとんどの症例で低侵襲な鏡視下手術を行っています。特に胃がんに関しては，700例以上の手術の執刀・指導をしてきました。なるべく胃全摘を回避することと，根治性と安全性のバランスの取れた手術を心掛けています。また，胃・十二指腸の粘膜下腫瘍や一部の上皮性腫瘍については，最小限の切離範囲で腫瘍切除を行うことを目的として，胃カメラと合同で鏡視下手術を行うLECS（Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery）も行っております。

その他にも，食道裂孔ヘルニア，食道・胃・十二指腸穿孔，虫垂炎，胆石症，鼠径ヘルニアなどの鏡視下手術も経験豊富です。がん診療および救急医療の両面で地域の皆様のお役に立てるように，全力で頑張ります。